(プロの味を目指さない作り方)残り2枚でカツ丼をつくる!

塩と脂と炭水化物
目指すは『究極のカツ丼』である。

賢明なる読者の皆さんは、前回、豚カツが4枚あったことを記憶されていることだろう。

そう、さすがに大食い夫婦であっても、40歳半ばを過ぎると一度に4枚の豚カツを食べることは不可能であったわけだ。

そこで、2枚はカツ丼にして食べることにした。

嗚呼、「カツ丼」。その名を見るだけで幸福感が体中に満たされていく。

体を気遣い、我慢し続けてきた、このメニュー。あまりに危険だ。

『究極のカツ丼』をつくる!

カツ丼。『人生最後の食事に何を食べるか?』と問われたら、間違いなく、この名を声高らかに告げるであろう。

しかし、そば屋のカツ丼は塩味がきつ過ぎる。

かといって、豚カツ専門店のものではもの足りない。

この中間の『究極のカツ丼』ができぬものか。

今回のテーマは、それに尽きるのである。

立ちはだかった「2つの敵」

しかし、しかしである。それは極めて難しい調理であった。

冷蔵庫にあっただし(昆布と煮干し)を使い、しょうゆ、砂糖、みりんを控えめにした煮汁は“上品過ぎて味がぼけた”ものに仕上がったからだった。

しょうゆを控えめにし過ぎたか……

もう1つ、難敵がいた。玉ネギである。

甘みのあるカツ丼にしたい。その思いが玉ネギを多めに切らせたわけだが、これとのバランスも悪かった。

健康を気遣う思いが玉ネギを多く切らせたようだ。

カツ丼をつくったはずが、ご飯の上のカツ煮はカツが主張をせずに、その引き立て役が主役を“食ってしまう”『玉ネギ丼』になってしまったからだ。 究極のカツ丼づくりの道のりは高く、険しいのである。

そもそも煮汁が少な過ぎた。

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